不登校の要因として、ほぼ全ての子どもたちが抱えていることです。
落ち込み・抑うつ・不安・強迫観念など、心理的な面でお子さんは負担を感じていないでしょうか?
心理的な要因かどうかを考える際に効果的なポイントは「趣味を楽しめているかどうか」です。
学校には行きづらいけれど、趣味を楽しんでいるようであれば、他の要因も考えられます。
しかしこれまで好きだったことに興味を示さなくなったり、疲れているようであれば、心の元気が足りなくなっている状態です。
心理的な要因が強い場合は、まず「安心できる環境を作ること」です。お子さんの話を否定せずに受け入れなが聴き、
お子さんが「家だったら安心して話せる」状態を作るようにします。家庭内で安心を得られると、
「どうやったら問題を解決できるか」と考えられるようになります。
またHSP・HSCのように非常に繊細で敏感な感性を持っているお子さんもストレスを受けやすい状態になっています。
叱咤激励するのではなく「ありのままでいい」と受け入れることが必要なことになります。
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過敏性腸症候群(緊張するとお腹を下してしまう)・起立性調節障害(朝起きようとすると貧血のような状態になる)などが考えられる場合です。
これらの症状は心理面とも密接に関わっています。
学校へ行こうとしたら、お腹が痛くなったり、また学校にいるとお腹が痛くなってしまうのでそのことを想像するとしんどくなってしまうこともあります。
起立性の場合、朝起きようとすると身体が重く、吐き気を催す場合もあります。実際に戻す場合もあります。
気力で乗り切ろうとするけれど身体がどうしてもいうことをきかないときがあります。
身体面の要因の場合は、2つのアプローチが効果的です。1つ目は対処療法です。お腹が痛くなったらすぐにトイレに行けるように学校とも連携を取っておくなどです。起立性の場合なら、朝遅刻することを伝えておいて、ゆっくりと30分くらいかけながら起きられるようにしたり、ストレッチを取り入れたりします。2つ目は心理面との関わりを考えるようにします。ここでも安心感が必要です。何か不安を感じておりそれが身体面に出てきていることも考えられます。傾聴を大事にし、お子さんが「安心」して過ごせるような環境を作っていきます。
学校でのいじめ、先生からのハラスメントが考えられる場合です。
スクールカースト(生徒の中でグループが階層上になっている状態)によるいじめや、先生からの叱責・理不尽な要求・いじめを見てみぬふりをするなどのハラスメントがある場合です。
お子さんはなかなかいじめられていることや、ハラスメントを受けていることを口に出せません。
しかしながらどこか元気がなかったり、一人ぼっちになっている様子があったりなどのサインが存在します。
自分からなかなか言い出せないため、大人からアプローチすることは必要なことです。
いじめが考えられる場合は、すぐに学校との面談を申し込み、実体を伝えるようにします。
いつまでに何をするのかを明確にし、対応を求めるようにします。
話がうまく進まない場合は教育委員会に報告することも必要になります。
いじめの場合「大人が本気で関わってくれた」と感じられることで、お子さんは安心感を得ることができます。
学校との話し合いの場合は、一人で出向くのではなく、必ず二人以上で出向くようにしてください。学校側は大勢の人間を同席させることがあります。一人だと数に圧倒されてしまうことがあります。最低でも二人以上。できるだけご夫婦で行くことを覚えておいてください。
友達の関係がうまくいかない、集中して授業が受けられないとき背景に発達障がいが隠れている場合があります。
自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害などが考えられます。
これまでのお子さんの様子で気になることがなかったか、育て方で苦労をしたことがなかったかなどを振り返るようにします。
またスクールカウンセラーや、病院・民間の相談場所を活用し、専門家からも意見をもらうようにしましょう。
知能検査を行う場合は予約待ちで時間がかかる場合もあります。可能性が感じられる場合は診断は保留とし、対応について見直してみるようにしましょう。
発達障がいを背景として不登校になることを「二次障害」と言います。発達障がいがあり得る場合、周囲の協力は不可欠です。周りの理解も求めながら、学校と協力し、対応を考えていくことが必要となります。
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・学習障害
両親の喧嘩が絶えない、離婚、DV、虐待などがある場合も不登校になることが考えられます。
お子さんの前で喧嘩を頻繁にしていることも影響することがあります。
「家が嫌なら学校に行けばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、学校という場所はたとえ楽しかったとしてもストレスフルな環境です。
家でも落ち着いて過ごせない場合お子さんは心と身体を癒す場所がなくなります。家にはいたくないけれど、外に出る気力がなくなってしまうことで不登校になります。
虐待がある場合は、親子の距離を取ることも必要になります。
そこまでではないけれど喧嘩が多いなどがある場合は、まずはご両親がカウンセリングを受け、ご自身たちの関係性を見つめ直すことが先決となります。子どもたちは親のことをよく見ています。自分がうまく立ち回ることで親同士が仲良くできることを考えています。
しかしまだまだ子どもです。全てのことを完璧に対応できるわけではありません。
お子さんのことを考えるためにも、ご自身たちの関係性を見つめ直してみましょう。
ここで挙げた要因はあくまでこういったものが考えられる、というものです。実はここにはなかったことも考えられる場合もありますし、これらが全て絡まり合った結果起こりうることもあります。安易に原因を見つけようとするのではなく、お子さんの安心を大事に考えていくようにしましょう。
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